サンプラスチックス株式会社

サンプラスチックス株式会社

成長する食品容器メーカー 強さの理由は「自社の機械は自社で開発」

あなたが食べたアイスクリーム、その容器をつくる会社がある。製品性能と価格競争力の高さで高い評価を受けるBtoB企業、その強さの秘密に迫る。

インタビュイー

浅野翔

浅野 翔 技術部部長

2012年入社、神戸高専を卒業後、大学院で電気電子情報工学を専攻。「自分で作った機械はかわいい! 自分の分身のようです」 


食品容器の成形と印刷を手がけるサンプラスチックス株式会社。世界的な食品メーカーや医療器具メーカーを顧客にもち、業界トップレベルのシェアを誇るBtoB企業だ。製品はハーゲンダッツアイスクリームやヤクルトジョア、明治コーンソフトマーガリンなど、コンビニやスーパーマーケットで必ずといっていいほど目にするものばかりだ。

2012年入社、技術部部長の浅野翔さんは神戸高専を卒業後、大学院で電気電子情報工学を専攻。
「日々の生活のなかで、多くの人たちの目に触れるモノを作りたい」と、就職活動を開始した。

当時、サンプラスチックスは東大阪の町工場にとどまっていたが、桃井秀幸社長の「研究開発型企業へ転換し、業界をリードする存在になりたい」という想いに共感。

入社直後に機械を開発

入社後すぐは、テーマを与えられて新しいモノを開発する新人研修が行われる。浅野さんは、文系出身者2名と一緒に「容器成形の生産ラインを効率化するための開発」という課題が与えられた。結果、容器の金型が開閉する時間を0.3秒短縮。24時間稼働の生産ラインでは大きな時間短縮につながった。このアタッチメントは今も工場で使われている。

「この研修は、入社まもない私に、大きな自信を与えてくれました。当社の魅力は、さまざまな研究や開発にチャレンジさせてくれること。失敗があっても〝社員は悪くない〟と、人事面でのサポートなどを見直して整備し、再チャレンジさせてくれる。社員想いの環境です」と、浅野さん。

自作機をとことん使い倒す

近年、技術部では1年に1台ペースでロボットを駆使した検査装置を開発している。現在は、不良品の解析を行うソフトウエアや異常を自動修正できるシステムの開発に取り組んでいる。
「世の中にとってより価値の高い製品を作り、もっと社会に貢献したい。挑戦に終わりはありません」と、浅野さんは話す。

一日の生産量は約200万個。不良品が出たり、製造ラインが止まったりすると、生産効率は大きく下がる。だからこそ、サンプラスチックスは「自社の機械は自社で作る」を貫く。人工知能(AI)や、インターネットでモノをつなぐIoTも自社開発だ。

「機械メーカーに発注すると、故障や劣化は少ないが効率が良くないものが出来上がってくる。自転車に例えるなら、他社製は壊れにくいが遅いママチャリ。自社開発の機械は、最高のパフォーマンスを追求する〝競輪用の自転車〟。多少不具合があっても即座に修正できる」と、桃井社長は言い切る。

「挑戦をすると成長できるし、そこで自信がつく。するとまた、新しい挑戦をしたくなる。すこやかに自分が成長できる環境です」と、浅野さん。

この仕事は、イチからのモノづくりが好きな人や、自作機に愛情を込めたい人が向く。学歴も学部も不問。 文系出身者も大歓迎。プロジェクトはチームみんなで動くため、さまざまな目線が必要だからだ。「多くの機械メーカーは、機械をほかの工場に〝養子〟に出す。次に機械に会えるのは、具合が悪いから見てほしいと呼ばれるときくらい。ウチは、自分で開発した機械をずっとそばに置いて使うので、日々の結果がわかる。可愛い存在ですよ」と、桃井社長。ここ8年で業界トップに成長したのは「自社開発の機械に、とことん向き合ってきた」から。近い将来の上場を見据え、サンプラスチックスは挑戦を続けている。

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