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株式会社マツヤスーパー

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「強いスーパーマーケット」経営陣は探究心で仕事を楽しむ!

業界トップクラスの1店舗当たりの売上高を誇る「強いスーパーマーケット」、マツヤスーパー。経営陣3人が語るスーパーの仕事の魅力とは?楽しみながら働き続けるヒントは探究心にあった。

インタビュイー

中山保彦

中山保彦 代表取締役社長

中山弘

中山弘 専務取締役 開発部部長

中山博雄

中山博雄 常務取締役 管理部部長

※肩書・プロフィールは取材当時のもの


1店舗当たりの売上高が全国平均をはるかに上回る「強いスーパーマーケット」。1961年に、京都・山科で、敷地50坪の小さなセルフサービス店として始まったマツヤスーパーは、現在、京都・滋賀に8店舗を有する地域の重要な「インフラ」だ。

成長の鍵は、「スーパーの使命」にフィットさせること

成長の背景には何があるのか。
「競争相手がいたわけではありません。スーパーの使命に対して自分たちをフィットさせてきただけ。それが楽しいのです」と語るのは中山保彦社長。

スーパーの使命とは、消費者の普段の食生活を満たし、購買頻度の高い日常生活の必需品を販売すること。開店から閉店まで、あらゆる消費者にストレスを感じさせない安定した売場を保つことが、差別化の武器だという。

「生鮮食品から日用品までなんでもそろうスーパーは今でこそ日本中にありますが、当時はまだ商店街や規模の小さな公設市場が主流の時代でした」と、創業時を振り返る中山社長。

中山弘開発部部長は、かつて毎週のように大阪や神戸など目標となる他県のスーパーに通い詰め、社員とともに商品の品揃えから陳列方法、掃除の仕方まで徹底的に見てまわったという。

「他店の優れた事例を見てスタッフの目の色が変わりました。目を肥やしながら徐々にレベルアップしていったのです」。

全国のスーパーが集まる勉強会にも参加し、社外からのアドバイスや叱咤激励も真摯に受け止めてきた。そして、90年代に入り商業調整法の運用緩和により、スーパーマーケットの使命を実現できる店舗面積の矢倉店(滋賀県草津市)をオープン。

「矢倉店の開業は大きなターニングポイントでした」と中山博雄管理部部長は言う。店舗が大きくなることで、陳列ひとつとっても新たな技術が必要で、翻って飛躍への一歩となった。

「また行きたくなる店」の秘訣

一企業として経営が軌道にのっても、他店や他業種の動向を見て歩く、中山社長の姿勢は変わらない。そして、「当たり前のことを当たり前にやろう」の口癖も健在である。当たり前の範囲は、生鮮食品の鮮度や品揃え、清潔感など店舗の中だけでなく、駐車場の植木にまで至る。

「植木を植えたら枯れないように育てる。それも当たり前にしたいのです」。

小さな積み重ねこそが「また行きたくなる店」の秘訣だからだ。

インターネットで日用品や食品を買う動きが加速化しているが、「我々の強みはやはり店舗があること」と胸をはる。時代は変わっても「旬の食」を求める人間の本能は変わらない。世の中の動きを敏感に取り入れ、常に変化し続けてきたスーパーマーケットの経営陣たちは、これからも不屈の探究心で人々の何気ない日常を支えていく。

知る人ぞ知る実力派!マツヤスーパー

京都・滋賀で8店舗を運営。店舗当たりの年間平均売上高は25億円以上と、全国平均のおよそ14~16億をはるかに上回り、京都府内の食品スーパー「売上高ランキング」3位。地元密着を貫く戦略と社員のポテンシャルの高さが強み。

入社1年目は店舗で経験を積み、将来は店長、バイヤー、トレーナーなど適正に合った道へ。年間の休日休暇取得率100%を誇る。

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