サービス・インフラ系 社員が個性的アイデアが光る仕事 シュンビン株式会社
プロデューサー、プランナー、デザイナーが「お客様のために」力を合わせるシュンビン株式会社
インタビュイー
室信行 プロデュース部プロデュース課 プロデューサー
帝塚山大学英語文化学科卒業後、出版社などの営業を経て2017年入社。38歳。
側瀬亮太 プランニング課 プランナー
東京のデザイン専門学校を卒業後、デザイン事務所などを経て2015年入社。32歳。前職はいわゆるブラック企業で徹夜の毎日。「デザインはやりきった」と、営業で応募。現在はプランナーとして進行・管理に携わる。
髙山蒼唯 デザイン課 デザイナー
「ものを考えることが大好き」で、大阪のデザイン専門学校へ。知名度のあるデザイン事務所に就職も、「激務と人間関係に疲れて」3年で退職、今年7月入社の23歳。
※肩書・プロフィールは取材当時のもの
日本を支える企業は99%が中小企業だ。ものづくりはうまくても、売れる商品づくりや販売センスにまで手が回らない会社が多い。そこに注目するのがシュンビン株式会社だ。
手掛けた商品がゼロから億単位の売り上げを叩き出すのを見て、他社からの相談が急増。現在では、デザインコンサルの会社へと事業を変化させてきた。仕事はプロジェクトごとに役割を分担して行われる。
もともと会社は110年の歴史をもつ、酒樽製造やビンを扱う会社だ。需要の落ち込みで、2003年に「オリジナルびん」の開発に挑戦。全国の蔵元に声をかけ、ボトルだけでなく、ラベルデザインやネーミング、販売手法も含めたブランド戦略提案が大評判になった。
今ではその噂を聞きつけ、菓子・化粧品・介護施設など業種を問わないお客様からの相談が絶えない。
最速で最高のゴールのために自由に意見が言える社風
今回はお客様の窓口として経営の相談に乗り、商品開発や販売の方向を決める「プロデューサー」、全体の進行や管理、資材調達を担う「プランナー」、パッケージやロゴのデザインをする「デザイナー」の3つの部署を紹介したい。
クライアントごとに三者がチームを組み、数ヶ月から年単位でプロジェクトを進める。連携はスムーズだ。
プロデューサーの室信行さんはこう話す。
「会社の経営がガラス張りで、全員が目標数字を共有、最速で最高のゴールに向けて皆が協力し合えるからです」。
他の社員が言うように、「自由に意見が言える」「悩みが相談できる」前向きな社風も大きい。
「会社は人が全てですね」と室さん。過去、ネガティブな社風の会社から転職しての言葉だ。
人に感動を与える×プロデューサー
「お客様の経営に関わり、悩みを聞き、『売れる!』と感動される。仕事の意義と誇りを感じる毎日です。」と室さん。
室さんの代表作は、京都府八幡市のおさぜん農園の「イチゴ狩り併設カフェ」だ。ジェラートやジャム、菓子のブランディングで人気沸騰中。
「雑誌の広告営業は、掲載枠の契約だけで評価され、相手の役にたてた実感も満足感も得られなかったのです」。
シュンビン株式会社の「相手に喜んでもらって自社も成長する」に共感。お客様の経営に関わり、悩みを解消し、事業を成功に導く。
「ものを創り出して喜ばれる仕事は、胸が震えるほどの感動があります」。
これまでに手掛けた数は5千件以上。クライアントの「リピート依頼」も増えている。
経営に関わり、ビジネスを生み出して貢献したい、やったことのないものを作るおもしろさを味わいたい人に、ぜひおすすめしたい仕事だ。
人に頼られるリーダー×プランナー
「この世にまだ存在していないものを生み出し、いずれは海外を飛び回るプランナーになりたい」と語るのは、プランナーの側瀬亮太さん。
「チーム一丸となって取り組んだ仕事がお客様に感謝される、やりがいのある仕事です。資材の仕入や展示会などで海外に行く機会もあり、これからも視野を広げてグローバルに働きたいですね」。
そんな側瀬さんの代表作は、大阪府堺市の「プレザントプレイス」のはにわぷりん。
堺市の世界遺産「古市古墳群」にちなみ開発されたこの商品は、記録的ヒット商品となった。
表現で人を魅了する×デザイナー
「もっと上をいく、クリエイティブでおもしろい仕事をやり続けたい。だからこの会社を選びました」。
そう語るデザイナーの髙山蒼唯さんの入社試験の課題は、京都府丹後市「なかで農場」の山芋のふりかけのパッケージ制作だった。
髙山さんは転職の際、仕事が人の目にふれる商品やロゴであることも重視していた。自分が「おもしろい」と思えることも仕事の大事なモチベーションだからだ。
「温かくポジティブな人達に刺激を受け、毎日楽しくものづくりをしています」。