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トヨタカローラ京都株式会社

職人という生き方Vol.12 中日本自動車短期大学の整備士の卵たち

今回は岐阜県の中日本自動車短期大学・車体整備専攻に、自動車整備士のプロフェッショナルとして活躍するトヨタカローラ京都の「先輩」が訪間、学生たちの思いを聞いた。

インタビュアー

内藤 龍冴さん(20) 車体整備専攻

岐阜県出身。高校時代に父の知人の自動車販売店で「かっこいい!」と思った車が、父が昔、所有していた名車と知る。その店がで鈑金塗装の様子を見て整備士を志望。

曽我 哲矢さん(20) 車体整備専攻

愛知県出身。小さい頃、当時住んでいたベルギーで国道を走るクラシックカーラリーを見て車ファンに。組み立てや修理など手を動かすのが好きで整備士の道に。

細田 健斗さん(21) 車体整備専攻

岐阜県出身。高3のときに友人の父親のトヨタ86レプリカに乗せてもらい、カッコよさに一目ぼれ。自分の車のカスタマイズには、車の知識と技術が必要と進学。

坂井 秀哉さん(21) 車体整備専攻

三重県出身。幼い頃、アニメ「頭文字D(イニシャル・ディー)」で車に憧れ、中学では整備工場で職場体験。オイル交換をした車が元気よく走るのに感激し、自動車整備士を目指す。

インタビュイー

野堀 昌史さん

トヨタカローラ京都の整備士20年を経て、採用担当。

神谷 明寛さん

トヨタカローラ京都の鈑金スタッフ。キャリア18年。

※肩書・プロフィールは取材当時のもの


内藤 龍冴さん(20)

車体整備専攻

大学説明会でキャンパスの広さと就職率の高さを知り、入学。一番楽しいのが塗装実習です。もの作りが得意なので作業習得は早かったのですが、思った通りの色に仕上げるのが難しいんです。だからこそ、燃えます。たとえば同メーカー・同カラーの車でも、日焼けなどで退色すると、それぞれの色がパネル部分でも違います。新色も次々と登場するので、色の種類も多くなり、知識と技術に限りはありません。誰が見ても美しく、満足してもらえる技を磨いて、将来、世界一の鈑金塗装を目指します。


曽我 哲矢さん(20)

車体整備専攻

フェラーリなどの外車や国産車全般に触れられることに魅力を感じて入学しました。各種エンジンの分解や組み立ての授業、実習にワクワクします。とくに塗装実習では、地道な調色・色合わせ作業を経て、思い通りの色に仕上がったときに達成感があり、最高です。車の不具合も電気計器だけに頼らず、昔の整備士のような職人技に憧れます。まずは音や振動ですぐに判断できる、一人前の整備士になりたい。将来的には、消防車や救急車など、特装車の組み立てや溶接にも関わりたいと考えています。


細田 健斗さん(21)

車体整備専攻

他校も見比べ、設備の充実と先生との距離の近さで選びました。1年次は分解や点検を学び、ピストン動力のレシプロエンジンを最後まで分解したときは、おもしろい! と感激。2年次では、鉄板の曲げや切断、塗装など本格的なボデーリペアを学んでいます。アメリカのカーアクション映画『ワイルド・スピード』に登場するような雰囲気の派手な改造日本車が好き。車は単なる移動手段ではなく、映えやカッコよさが身上。整備士として働きながら、高性能中古車のカスタム文化を広めていくのが、将来の夢です!


坂井 秀哉さん(21)

車体整備専攻

自家用車だけでなくレース車など総合的に自動車の知識を学ぶため、モータースポーツエンジニアリング学科に入学しカート実習を経験。いまは車体のキズやゆがみを直す鈑金塗装を学んでいます。車の機能や技術を知り、自分で触れるのが楽しく、とくに、カーブを安全に曲がる「ディファレンシャルのギヤ機構」を知ったときには感動しました。夢はドライバーとしてトヨタAE86でのレース出場、そして名車・中古車店のオーナーになること。鈑金塗装のプロとして車の魅力を広く発信していきたいです!

中日本自動車短期大学の学生たちが整備士の先輩に聞いた!

Q いま自動車はどんな故障が多いですか?
野堀 いまの車は設計も構造も進化しているので、壊れることや故障は少なくなっています。逆に多いのは、運転中の異音などお客さまの「ちょっと気になる」という依頼です。部品の高精度化が進んでいるため、実はこうした異音の発生源を見つけるのが、案外難しいのです。まずはお客さまの話をじっくり伺い、問題特定のために車に同乗・走行しながら「この部分から出るこの音ですね?」と確認します。時間はかかりますが、お客さまの感じる車の不具合を見つけてきちんと直し、安心して快適に乗っていただくのが我々自動車整備士の仕事です。

Q これまでに一番難易度の高かった整備はどんなことですか?
神谷 実は、整備そのものというよりは、「お客さまそれぞれのご要望に応える」難しさがあります。具体的には、「車に直接触らないで」と言われたことがあります。手袋をはめて対応しましたが、指先の感覚でわかることもあるので難しかったですね。さらに、ドアの立て付けを調整するときに「ネジを触らないで」と言われたことも。ネジを触らずドアを直すのは至難の業ですが、なんとかやり遂げました。鈑金塗装には正解がなく、整備士ごとの手法、車の損傷具合でも整備方法は変わります。ドアのへこみでも、叩いてパテを打つ、切り取る、ドアごと交換するなど直し方はさまざま。あえていうなら正解は「お客さまの満足するやり方で直す」です。経験を積むことでスキルが上がり、できることも広がります。鈑金塗装のおもしろさをぜひ実感してください。

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