製造系 ニッチトップの強み世界を視野に働ける 日本新薬株式会社
世界から選ばれる職場へ グローバル人材から見た、日本新薬で働く魅力 Becoming a workplace chosen by the world. The appeal of working at Nippon Shinyaku, as seen by global talent.
インタビュアー

Jacob Husic ジェイコブ ヒューシックさん オークランド大学・国際関係学部3年生
アメリカ生まれの21歳。ミシガン州のオークランド大学・国際関係学部3年生。ミシガン州立大学連合日本センターを通じて、今年1月から日本新薬株式会社でインターンシップ中。マンガやアニメが好きで日本に興味をもち、日本語でライトノベルを読む。9月に大学に戻り、将来は外交関係の仕事に就くのが夢。
インタビュイー

孫 意婷 ソン イテイさん ライセンス統括部 アライアンス一課 (入社6年目)
台湾生まれ。看護師を2年経験後、来日して大阪大学大学院卒。Jポップやアニメが好き。

陳 宣 チン センさん 事業戦略部 事業推進課 (入社1年目)
中国生まれ。よく遊びに来ていた日本で学ぼうと、東洋大学、早稲田大学大学院卒。KポップとJポップが好き。
※肩書・プロフィールは取材当時のもの
医療と人の暮らしを支えるのが日本新薬の仕事
Husic: 日本新薬は、社会の中でどんな役割を果たしている会社ですか?
Becoming a workplace chosen by the world. The appeal of working at Nippon Shinyaku, as seen by global talent.
孫: 1919年の創業以来、「人々の健康と豊かな生活創りに貢献する」という経営理念のもと研究開発型の新薬メーカーとして、特長ある薬づくりに取り組んでいます。泌尿器科や血液内科・血液腫瘍用の薬剤、難病治療薬を研究開発するほか、機能食品事業では、乳たん白プロテイン製剤など、健康に寄与する機能性食品を開発し、高品質の製品を提供しています。
Husic: 数ある製薬会社の中で、日本新薬の“仕事”や“事業”は、どんな点が他社と違うのですか?
What makes Nippon Shinyaku’s contribution different from other pharmaceutical companies?
陳: 日本新薬の特長は独自の創薬力にあります。そのひとつがこれまで治療が難しいとされてきた筋ジストロフィーやてんかんなど患者数の少ない希少疾患や難病領域への取り組みです。日本新薬は長年、病因遺伝子を直接標的とする「核酸医薬品」を研究しており、2020年には筋ジストロフィー治療薬として国産初の核酸医薬品を市場投入するなど、新しい創薬モダリティの分野で世界から注目されています。さらに、難治性てんかんの治療薬にも注力しており、特に、幼い子どもに発症するものや、発作が連続しやすい重度のてんかんの治療選択肢の拡充に取り組んでいます。日本新薬は、病気でお困りの患者さんに、有効な治療薬を一日でも早く届けたい。そんな熱い気持ちで、さらなる研究開発を進めています。

Husic: 入社して最初の1〜3年はどんな仕事をしますか?
What Will Your Job Look Like in Your First Few Years?
陳: まずは配属部署の仕事の理解と、そこでできることから順に任されていきます。私は会議の議事録作成をはじめ、海外の医療業界関連情報の翻訳、京都で開催された国際学会での情報収集を担当しています。また、サポート役としてアメリカや中国にある子会社の事業管理業務を担っており、英語力が強みになっています。上司の日本語がわからない場合は、直接聞くことができ、きちんと説明してもらえるので安心感があります。もちろん上司を含めて英語に堪能な社員も多く、コミュニケーションに困ることはありません。
Husic: 経験を積むにつれて、期待されることや任される範囲は、どのように変わっていきますか?
How do expectations for the role change as you gain experience?
孫: 最初の1~3年は議事録や英訳資料、契約書の要約の作成など、サポート役として個人で行う仕事が主ですが、経験を積むにつれて担当業務の幅が広がり、関係部署と連携する機会が増えていきます。それに伴い、会社全体を見渡す視点を持って働くことが求められるようになります。私は海外企業との導入契約管理に関わっていますが、どのように事業価値を最大化していくかを考える場面も多く、社内外とのコミュニケーション力がより重要になってきました。

Husic: 日本新薬では、どんな部署で外国籍の社員が働いていますか?
In which departments do international employees work at Nippon Shinyaku?
孫: 研究や医薬安全管理部門、工場などさまざまな部署で外国籍の社員が活躍しています。部署ごとに仕事内容は違いますが、基本は日本人社員と一緒に働いています。私の部署には13人在籍する中、外国籍は私のみですが、海外と取引が多い部署のため、皆さんの外国人への理解がとても深いです。私が難しい日本語に苦戦していると、簡単な表現に変えてくれたり、英語で説明してくれることもあり、仕事で言語の違いに困ったことはあまりありません。
陳: 私の部署は6人いますが、外国籍2人です。社内では日本語で話しますが、上司がアメリカの子会社で勤務した経験があり、日本語でうまく伝わらない場合には、英語でも対応してもらえるためとても働きやすいです。
国籍に関係なく平等に働ける職場
Husic: 日本人社員と比べて、任される仕事や評価のされ方に、国籍による違いはありますか?
Are there any differences in roles, responsibilities, or evaluation compared to Japanese employees?
孫:国籍による違いはなく、全ての社員に平等です。仕事の評価も同じ基準で行われます。 評価は、部署の上司から文書や口頭で直接フィードバックしてもらえるので、自分の何が評価され、どこを伸ばせばいいかが明確になり、スキルアップにつながります。
陳: その通りで、任される仕事に差はありません。むしろ外国人であることによって、多言語に堪能という自分の強みを活かせる場面が多いと思います。
孫: 外国籍であることが理由で特定の仕事を任されるのでは、将来のキャリアにおいて機会を失うことになるかもしれません。日本新薬は国籍による区別がなく、社員一人ひとりの成長に合わせて仕事を任せてもらえます。経験を積める環境があることも大きな魅力だと思います。
Husic: 実際の仕事では、どの程度の日本語力が求められますか?
How much Japanese is needed for daily work and communication?
孫: 必要な日本語力は、配属部署や業務内容によって変わりますが、会社では日本語が基本の共通言語なので、日本語が使えた方が仕事はスムーズですね。たとえば、私の所属するライセンス統括部では、契約交渉にかかわる業務が多く、日本語の細かなニュアンスを理解する力が求められます。以前、「オブラートに包んで話す」という表現が分からず、同僚に「やわらかく伝えること」と説明してもらい、納得したことがありました。比喩的な表現が飛び交う環境をイメージしていただければ、必要な日本語力のレベルが伝わるかと思います。
一方で、創薬と向き合う研究職であれば、私の部署ほど日本語の細かな表現力は要求されないと思うので、部署によって異なるでしょうね。
陳: 私も同感です。必要な日本語の力は、部署や業務によりますね。私の部署では、さまざまな国の人とコミュニケーションを取ることが多いため、日本語に限らず幅広い言語力が必要になります。
Husic: 会議や資料、社内のやり取りで、英語が使われる場面はありますか?
Are there situations where English is used at work, such as in meetings or documents?
孫: あります。ライセンス統括部では、海外とのやり取りも多いため英語も日常的に使います。ただ、その頻度は部署や業務内容によって異なると思います。
Husic: 言語や文化の違いで困ったとき、相談できる仕組みはありますか?
Is there a support system in place when employees face language or cultural challenges?
陳: 日本新薬には、若手社員をサポートする「メンター制度」があり、先輩社員に仕事の悩みはもちろん、言語や文化の違いで戸惑うときも気軽に相談できます。また、会社が契約している社外のカウンセリング制度も活用可能です。私は、困ったときには同い年の同期にもよく相談をしています。
孫: 私は入社から6年になるので、メンター制度の期間は終わりましたが、今も不便は感じていません。日ごろから困ったことがあった時に同僚や上司とは何でも相談できる間柄です。最近はちょっとした日本語表現で迷ったときはAIに聞いて確かめることもあります。

Husic: 普段は、どのような時間帯に、どんなペースで仕事を進めているのでしょうか?
What does a typical workday look like in terms of working hours and pace?
陳: 朝9時から9時半までに出社し、まずメールとその日のタスクを確認して仕事を始めます。12時から13時まではランチ休憩。社内食堂でランチの後は、1階のカフェテリアでコーヒーを飲んでリラックスするのが日課です。17時半から18時までには業務はほぼ完了し、残業はほとんどありません。
孫: 私の部署はアメリカなど時差のある国とのやり取りが多いため、フレックスタイム制を活用しています。朝6時~夜10時までの間で勤務時間を調整でき、1日の労働時間が7時間40分を超えないように自分で管理しながら働いています。
成長を実感できるから長く働ける
Husic: 日本新薬は、社員が長く働き続けることができる環境が整えられていますか?
Does this company provide an environment where employees can continue working for a long time?
陳: 私自身もこの会社で長く働きたいと考えています。なぜなら社員がとても優しく、どんなときでも相談にのってくれる安心感があるからです。仕事にやりがいもあり、コミュニケーションを通じて信頼関係を築けるため、楽しく働けています。また、日本は住みやすく、とくに京都は、人口の多い東京に比べても、自然が豊かで暮らしやすいと感じています。
孫: 私も長く働き続けるつもりです。日本新薬では「社員は大切な財産」と捉えられており、社員の成長を支える研修プロラムも充実しています。社員はそれぞれ語学やITなど、自己成長に積極的に取り組むことができ、社員一人ひとりが成長できる会社だと思います。個人が成長することで企業も成長していく。それを実感しながら働けるのも魅力の一つです。
Husicさんの感想 Student Reflections After the interview.
Husic: 日本企業についてSNSでチェックすると、「残業が多い」「パワハラがある」「飲み会を強要される」などネガティブな声も多く、少し緊張しながら来日しました。しかし、実際にインターンシップで会社に来てみると、そのような心配はなく、とても働きやすい雰囲気で安心しました。今回の取材で、日本新薬で実際に働く外国籍の社員の方々からお話を伺い、さらに魅力に気づくことができました。これからもインターンシップを通じて、日本新薬の仕事をはじめ、企業文化や働き方について、しっかり学びたいと思います。

