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株式会社マツヤスーパー

「好きなことは仕事にしないほうがいい」ってホント?仕事と好きの関係を考える

「好きなこと・やりたいこと」と「仕事」の関係は? 「働く」について悩む学生4人が「大人の意見を聞いてみたい」とマツヤスーパーを訪問した。社会人歴の長い2人に話を聞いた。

インタビュアー

山内さん 立命館大学 3年

廣瀬さん 京都大学 4年

宮口さん 京都芸術大学 4年

安田さん 京都大学 4年

インタビュイー

林 郁生さん マツヤスーパー 第一商品部 惣菜担当バイヤー

髙谷 歩さん マツヤスーパー 管理部 部長

※肩書・プロフィールは取材当時のもの


学生も社会人もみな意見はバラバラ

「好きなことを仕事にするべきか、それともしない方がいいのか?」、これは「働く」を考える上で永遠のテーマだ。4人の学生それぞれが考えた「好きと仕事の関係」は次のとおり。
1人目の学生、宮口さんは本が好きで、「好きな本に囲まれて働きたい」と考えて、書店から内定を得た。

2人目の安田さんは、「仕事は、好きなことを経済的に支える相棒のような存在ととらえています」。

3人目の山内さんは「やりたいことは見つかっていません。仕事をするなかで見つかるのかなと想像しながらも、就職先をどんな基準で選んだらいいのか、悩んでいます」

4人目、大学院に進学する廣瀬さんも「好きと仕事の関係」に考えを深めている。「その業界を深く知りたいなら、それを仕事にするべき」と考えるが「好きを仕事にする=幸せ? ちょっと疑う気持ちもあります」。

4人の学生、各人各様の意見を聞いたマツヤスーバーの髙谷さんは、宮口さんと同様、「好きを仕事にしたい」派だと話す。
「お菓子やお酒、食が好きで、バイヤーとして産地をまわり、知識を得ることでますますおもしろくなる。それをお客さまに伝えることで商品が売れる。自分の思いが仕事になることで成長し、何十年続けても楽しいです」。

そして、同じ会社に勤めていても同じ意見とは限らない。同社の林さんは、「好きとは別に、とりあえず働いた」派。食にも興味がなかったが、「社会勉強のつもり」でマツヤスーバーに入社。合わなければ3年で辞めようと考えていた。ところが今年で23年も勤務し、現在は、惣菜バイヤーとして働く。コロナ禍では、普段の食生活を支えることを重視するマツヤスーパーの社会における意義を実感した。
林さんは語る。「僕は、『好きだから』というよりは、『強みを活かす』という観点で働いています。働いていると企業のよさも、自分の『強み』も見えてくる。会社はその『強み』に給与を払う。そんなふうにシンブルに考えて成長し、楽しんでいます」。

それを聞いて、発見があった廣瀬さん。「好きと仕事だけでなく、強みと仕事の関係を考えてもいいのかも」。林さんは「私は失敗や困難をどう乗り越えるかを考えるのが得意な性格です。問題にぶつかっても対処も早い。バイヤーとして、この力が評価されています」。
学生4人は「そういう考え方もあるんだ」と納得。安田さんは「僕の考え方は、林さんに近いかもしれません。僕も好きよりも得意を意識して、仕事を探しました」と話す。

「その道、ワクワクする?」考え続ける永遠のテーマ

学生4人と社会人2人が議論を重ねるうちにわかったのは、仕事と好きの距離は十人十色で違うことだ。「好きなことを仕事にするべきか、それともしない方がいいのか?」、その答えは、その人の「好きの種類」、つまり「好き」が仕事にしやすい「好き」かそうではない「好き」かによって違う。また、どれくらい「好き」なのかという「好きの深度」によっても違う。はたまた、「得意」が「好き」になることもある。一律に話すことは難しいが、それぞれの「好き」が議論され大いに盛り上がった。
白熱したそれぞれの意見は、このページにある「仕事にまつわる発見」としてちりばめてある。
全員の話を聞いてからの、山内さんの言葉が印象的だった。
「私は今も『何がやりたい』が、ありません。でも『仕事を通じて、成長したい』と強く思いました! 」。

それを聞いてマツヤスーパーのb髙谷さんはこう答えた。
「働いてから初めてわかることもあります。だから、みなさんのようにどの道を選ぶか迷っている段階では、未来はわからない。だったら、今は『その道が、ワクワクするかどうか? 』で決めていいんじゃないかな」。
学生4人に笑顔が広がった。

仕事にまつわる発見

  • 生き方のなかで、好きなことは形づくられていく。
  • 仕事には、制約も失敗もある。それを含めてやりがいにしていける。
  • 人はなぜ仕事という不自由な形式で好きなことをやろうとするの?
  • 会社選び、その選択を「正解」にするのは自分次第。
  • 好きなことを仕事にして正解でした。

結論

人によって「好き」のありようは多様だから、一律な答えはない。
ただ、未来がわからない今は、その選択がワクワクするかどうかで決めたらいい。

マツヤスーパーとは

京都・滋賀で地域密着を貫き、1店舗あたり年間平均売上高28・7億円。地域密着・現場主導・高い売上を同時に成立させている、食品小売業界トップクラスの強さがある企業。

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