サービス・インフラ系 人に会うのが楽しい手に職がつく仕事 トヨタカローラ京都株式会社
職人という生き方 Vol.2 YIC京都工科自動車大学校の整備士の卵たち
インタビュイー
平岡 俊弥
トヨタカローラ京都の整備士。この道20年のベテラン。
島本 晴規
YIC京都工科自動車大学校の卒業生。トヨタカローラ京都の整備士で、入社3年目。
今西 達哉
YIC京都工科自動車大学校の1年生
西村 悠
YIC京都工科自動車大学校の2年生
山本 健太
YIC京都工科自動車大学校の3年生
松本 隆平
YIC京都工科自動車大学校の4年生
※肩書・プロフィールは取材当時のもの
YIC 京都工科自動車大学校で整備士を目指す若者に熱い思いを聞いてみた!
好きなことで世界が広がるからおもしろい
コロナ禍で大学がつまらなくなり、バイクの中型免許を取り、バイク店で働いたことが楽しくて、「深く学びたい」と思いました。
そこで大学を2年で辞めてYICに入学。実習では全メーカー車の細かい部分まで学び、また自動車の整備士資格の勉強も並行、とても充実しています。今も継続しているバイト先のバイク屋でお客様と話をし、世界が広がるおもしろさを実感。相手の思いに共感できる整備士になりたいです。
目指すは世界レースのメカニック
デスクワークよりも整備士への憧れがありYICに入学しました。小学校のときに自動車整備工場へ体験学習に行き、大きなトラックを修理する整備士の姿に「カッコイイ」と感動したことも大きな理由です。実際の授業はエンジンの分解にワクワクしたり、検査の流れを「身体で覚え込む」厳しさを感じたり。夢は世界レースのメカニック。自動車検査員の資格を取り、速さと正確さで選ばれるプロフェッショナルを目指します。
得意は図画工作 実習がメチャ楽しい
外車が好きなのでポルシェなど数多くの車に触れられるYICを選びました。もともと図画や工作など手作業が好きで、実習も手や身体を動かして学んでいます。先日は車から100キロのエンジンを取り出す実習があり、みんなで力を合わせて出したところ、車の中身全部を知ることができて感動しました。卒業時に一級資格を受けます。社会に出たら難しい修理もすぐ解決に導ける、頼りにされる整備士になりたいです。
将来は整備士を育てるトレーナーになりたい
幼い頃から父とよく車のイベントに行き、車は憧れの存在でした。高校で YICの先生から話を聞いて「整備士になろう」と決心。この学校なら国家資格一級自動車整備士の勉強ができるので入学しました。授業は実技だけではなく、力学の計算や法令など机上の勉強も多く、「高校時代にちゃんと勉強していてよかった」と思いました。将来は整備士の育成を担う役割となるトレーナーを目指しています。
トヨタカローラ京都在籍整備士の先輩に、聞いてみた!
Q. トレーナーになるにはどうしたらいいですか?
平岡: トレーナーとは整備士の育成、指導、管理をする人のこと。高難度車両整備ができる技術力と後輩を理論的に導ける力が求められ、一級自動車整備士資格はもちろん、例えばトヨタならトヨタ技術検定試験があります。まずは実務経験を積みながら、勉強を続け
ましょう。
Q. レースメカニックになりたいと思っています。それには一級整備士と自動車検査員資格の両方がいるという会社もあるのですが、自動車検査員資格はどうしたら取れますか?
平岡: 正確な仕事を積み重ね、職場からの信頼を得て整備主任者に任命してもらうのが第一歩。さらに整備主任者としてー年以上経験を積めば、受験資格を得られます。まずは「この人に整備主任者を任せても大丈夫」という信頼を得るために、正確な仕事をすることが重要だと思います。
Q. いい整備士になるためには?
平岡: まずは挨拶や身だしなみなど社会人としてのマナーを身に付けましょう。お客さまに向き合い、喜んでもらうのがサービスエンジニアの仕事です。また整備はチーム仕事なので人間関係も大事。学校ではよく学び、友だちともよく遊んでください!
島本: 私はYICで学生生活を送っていたときに先生から、「整備士は車の故障だけではなく、お客さまの心を直す仕事」と教わりました。実際にお客さまの車をきれいに整備すると、皆さんに笑顔で「ありがとう!」と感謝される毎日で、この仕事に就いて本当によかったと実感します。勉強や試験もぜひがんばってください。