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株式会社Fujitaka

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ドローンで、建築と都市のデザインはおもしろくなる! ~Fujitaka × 大阪電気通信大学 工学部 建築学科~

店舗・街づくりを手がけ、ドローンスクールも事業展開するFujitakaが大阪電気通信大学 工学部建築学科*の研究室を訪問。実際のドローンを囲んだ学生たちは「ドローンは建築や街づくりに欠かせないツール!」と、共感の声をあげた。 *取材当時。2024年4月より建築・デザイン学部 建築専攻

インタビュアー

菊田 資士

菊田 資士 株式会社Fujitaka 取締役

根井 章宏

根井 章宏 株式会社Fujitaka 事業統括本部ドローン事業課係長

安原 梨都

安原 梨都 株式会社Fujitaka 経営管理部人事総務課

※肩書・プロフィールは取材当時のもの


「まちの未来を、おもしろく」がFujitakaの仕事

 大阪電気通信大学は1941年創立のエンジニアや情報技術のスペシャリストを育む大学だ。「デジタル技術で建築業界をリードする人材育成を目指す」工学部建築学科の佐々木厚司教授(専門:都市・建築計画、まちづくり設計、都市環境デザイン)と研究室生10人が参加した。

まずは、Fujitaka菊田資士さんによる企業紹介から始まった。飲食店の券売機をはじめ、アーケード建築といった繁盛店を支えるビジネスの多岐にわたる展開を説明。

「商業空間を総合的に創っていくのが Fujitaka。『まちの未来を、おもしろく』が目標です」。

「平面から想像力で建物に起す、そんな創造力を求められるのがFujitakaの仕事です」と菊田さん。

 今回のテーマであるドローンについて「建築とドローンはみなさんの想像以上に関わりが大きいんです」と紹介。ある商店街の火災において、ドローンが現場確認をして、二次災害を防ぎ、復興に役立ったことにも触れた。

ドローンは、赤外線で体温をキャッチ。「遭難者や獣の位置もわかります」の説明に「スゴイ!」と学生たち。

 続いてドローンスクールを事業展開するFujitakaから、ドローンインストラクターの根井章宏さんが現 場での活用法を解説。「空から広域データが取得できるドローンは、設計・施工・メンテナンスなどの建築業務のほか、農業管理、物資運搬など幅広く利用されています」と話した。

 佐々木教授は「Fujitakaさんのお話は研究室の学びに直結する、貴重な視点ですね」とコメントした。

「よりよい街づくり」に ドローンを活用する

 一方の佐々木研究室では学生たちが 地域住民とコミュニケーションをとりながら街づくりに取り組んでいる。

「都市づくりと建築はつながっている」と佐々木教授。

 学生はそれぞれの「地域活性化」に関する提案を紹介。たとえば川の景観や農地などの「空間をいかす」、土地の高低差解消や川で分断される人の交流を結んだ「まちに根づく」など、いずれもドローンを活用した地域や人の流れを把握した街づくりを企画した内容だ。また、子どもたちとのワークショップから「ドローンで空撮して自分の街の魅力を見つける」ことを着想し、子どもが関わるアイデアも紹介した。

「ドローンで上空から見るといろいろなことがわかります。ドローンを活用することでできることは大きく広がります」と学生。

 佐々木教授はこう話す。「『子どもたちとドローンの空撮って建築学の範疇なの?』と思うかもしれません。でも住む人と一緒に考えるのが建築の原点 です。地形や時間軸を俯瞰するドロー ンを切り口に、いろんな人に街づくりに関心をもってもらう。この発想に、行政も注目しています」。

 菊田さんは「佐々木教授の建築というものの捉え方に感銘を受けました。使う人と対話し、ドローンなどのテクノロジーを用いて解決に導く。Fujitakaの『使う人のことを考えてつくる』方法と重なります。ドローンは3次元モデルやバーチャルシミュレ ーションなど使い方もアイデア次第で 広がります。今後も共に学びを深めていきたいです」とコメントした。

 この後、Fujitaka持参の最新ドローンの実演を見学。学生から驚きの声があがった。

「ドローンの可能性に、ますます注目したい!」と話す佐々木研究室の学生たち。Fujitakaからは取締役の菊田資士さん、事業統括本部ドローン事業課係長の根井章宏さん、経営管理部人事総務課の安原梨都さんが出席した。

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