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トヨタカローラ京都株式会社

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3カ月間の新人社員研修、学ぶのは「人間力の磨き方」!

社会人スタートの春。トヨタカローラ京都は3カ月間の新人社員研修のまっさい中だ。いったいどんな研修をしているのだろうか?研修現場をのぞいてみた!

インタビュイー

浪江呂和

浪江呂和 トヨタカローラ京都 総務部採用担当係長

Kさん

この春、大谷大学文学部国際文化学科を卒業し、トヨタカローラ京都に入社。

※肩書・プロフィールは取材当時のもの


「なるほど!」「そうなんや!」。この日、トヨタカローラ京都の研修センターでは、新人5名がパソコンのデータ管理を学んでいた。質問の手が次々あがり、お互いに教え合う。入社1カ月のフレッシュさながら仲が良く、和やかな雰囲気だ。

手厚い新人研修で営業マンとして成長できる、トヨタカローラ京都

トヨタカローラ京都では毎年4月に新人研修が始まり、自動車や保険の知識、挨拶の仕方など社会人として大切なことを学ぶ。ところがこの研修では、「いかに売るか」という営業ハウツーは一切ない。代わりに力を入れるのが「人間力の磨き方」だ。なぜそんな遠回りのような研修をするのだろうか。

「トヨタカローラ京都は、お客様との長いおつき合いを大切にしています。『この人なら話がしたい』と信頼される営業スタッフになるためには、相手を思いやる「人間力」が欠かせないからです」。
そう話すのは、トヨタカローラ京都 総務部採用担当係長の浪江呂和さんだ。

浪江さんが大事にしているのが「アウトプットする力」だ。口ベタはかまわない。ただ、相手に伝えたいことを、わかりやすく話す力は、トヨタカローラ京都の社員として、という狭い意味だけではなく、これから生きていく上でも不可欠だ。アウトプットする力を鍛えるために、研修では毎朝全員が「3分間トーク」でその日のニュースや感じたことを発表する。学生特有の幼い「話しグセ」も正せて、ぐっと魅力ある話し方に変わるという。

掃除で、古い雑巾を選んでほめられる理由とは

この春、大谷大学文学部国際文化学科を卒業し、入社したKさんは、研修の魅力をこう話す。 「自分や人を深く見つめる取り組みが多く、日々成長を実感しています」。

Kさんが衝撃を受けた研修の一つが、掃除だった。初めての掃除のとき、一人の新人が、新旧数ある雑巾の中からなにげなくボロ雑巾を手にして掃除を始めた。白い雑巾を他の人に譲った行為を、浪江さんは見ていた。そこで「普段の生き方が行動に表れる」事例として、早速研修で取り上げられる。

『私たち新人の、こんな行動を浪江さんは注目しているのか!人間力はここに現れるのか!』と皆がどよめきました。 「毎日の生活がいかに大事か、人間力とはなにかが、私にはストンと腑に落ちました」。

一生働く職場で見つけた仲間、自分、将来

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振り返ると、Kさんは就活のとき、「ひとつの仕事を定年まで続けたい」という基準でさまざまな会社を受けた。内定をもらった会社もあったが、最終的にトヨタカローラ京都を選んだのは、浪江さんの誠実で親身な話し方に、まさに「普段の会社の姿」を感じたからという。

実際に研修を受けた今はこんな未来を描いている。 「これから同期といいライバルとして助け合い、お客様と長くつながれるスタッフになりたいです」。

なぜ最初の一年は車を売らなくていいのか

この4月に入社した5人の新入社員たち。この後は、7月に配属先へ。ただ、引き続き月1回の研修があり、しかも最初の1年目は、「車を売らなくてもいい」のだ。研修も3年続く。

浪江さんはその理由をこう話す。
「まずはお客様に喜ばれるスタッフになってほしいです。車の知識や相手の立場になれる営業力を身につけるのには3年かかるからです」。
トヨタカローラ京都は営業方法も人それぞれだ。車に詳しい、聞き上手、文を書くのが好きなど、自分らしいやり方で営業ができる。だから中途退職者も少なく、笑顔で働けるのだ。

人に喜ばれることが好き、京都という場所で人とつながり、地域に貢献したい、そんな意欲のある人に、トヨタカローラ京都はぴったりの企業だ。

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