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ダイドードリンコ株式会社

ダイドードリンコ株式会社

デジタル人材を育てるDyDo、本気の新人研修は超クリエイティブ!

飲料大手のダイドードリンコは、DX(デジタルトランスフォーメーション)が時代を生き抜くための重要課題ととらえて、今年新たな新人研修にチャレンジしたと聞き、現場に向った。

インタビュイー

渡邉彩

渡邉彩 人事総務人事グループ

空港運営会社で地上職スタッフとして勤務後、米国留学を経て、2017年にダイドードリンコへ。 現在、人事総務部人事グループで新卒採用や育成の業務に取り組む。

※肩書・プロフィールは取材当時のもの


大阪・中之島のダイドードリンコ本社。大会議室では新人19人がパソコンを動かしたり、熱い討論を繰り広げたり。ここは大学のゼミ? と、一瞬錯覚するほど活気あふれる雰囲気だ。研修の目的はデジタル人材の育成。 新人は4チームに分かれてHP作りに挑戦し、その成果を競い合う。

「会社を代表してITを戦略的に使いこなせるDXを担う人財になって欲しいという思いで立ち上げたプロジェクト。ここまで振り切った取り組みは、他社と比較して珍しいと聞いています」と話すのは、人事の渡邉彩さん。

※DX(デジタルトランスフォーメーション)とは:企業がデータやデジタル技術を活用して、ビジネスモデルだけでなく、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

研修のテーマは「自販機の新規設置につながる集客」。
とはいえ9割が文系出身で、プログラミングの経験も、「集客」の知識もほぼ、ゼロ。講師の初歩的なレクチャーの後は、同期でスキルを教え合うという、試行錯誤から始まった。

「デジタルの分野においては、皆が先頭に立ち、周りの既存社員に教える立場になってください。研修内容について頭で理解するだけでなく、実際に手を動かして実践してもらうことを重視しています」と新人たちに話す渡邉さん。

Aチームは、アーティストを支援する「アートフル自販機」を考案した。
「アーティストが描き、ミュージシャンが喋る。コロナ禍で打撃を受けたアーティストを応援する支援型自販機です。設置もライブハウスなどを想定。文化を発信します」と話してくれたのは、Aチームの釣田渉生さん。

Bチームは、I-CYCLEで自販機ユーザーのネットワーク化を目指す。
「自販機ユーザーの企業同士をアプリでつなぐオンラインプラットフォームです。アイデアがほしい企業、人脈を作りたいベンチャーなどの要望や情報を載せ、顧客拡大につなげます」と、Bチームの坂本捷真さん。

Cチームは、書き込むのが楽しい「きゃんばす自販機」を考案した。
「『この前はケンカしてごめん」。専用ペンで書き込む伝言板型の自販機は、SNSにはないアナログさが訴求力。学校やスポーツジム、塾など若者が集まる場所に設置し、ユース層を掴みます」と、Cチームの小池紀史さん。

Dチームは、ウェブを利用した全く新しい販売手法をテーマにした。
「好評の『紙おむつ自販機』。そこで従来の営業訪問というアナログ手法に加え、ネットによる問い合わせや受注ができるHPを作成。社会貢献と子育てを応援します」と、Dチームの中尾一貴さん。

様々なアイディアを形にし、迎えた社長への最終プレゼンの日。
さすがデジタルネイティブな世代だけあって、スキルも内容も予想をはるかに超えたそう。
「皆の柔軟な発想とスピード感、完成度の高さに驚きました」と、渡邉さんは話す。

ただ、最初からチーム活動がスムーズにいっていたわけではないという。なかには「その意見には共感できないな」と、いきなり論争勃発のチームも。実は、各チームのメンバーは適性診断からあえて異なるタイプで編成。いさかいは想定内だった。

同期の絆は一生もの。配属後も支え合う関係でいてほしい

「社会に出れば自分とは違う考え方や価値観にぶつかります。その関わり方を学ぶのも研修の狙いです」。
最初は上手くかみあっていなかったメンバーも、毎日顔を合わせて対話を重ね、互いの理解を深めるうちに、「これからも助け合おうな」と言い合える関係に。

3カ月にわたる研修の後は全国の勤務地へ。でも、ここで培った絆は一生変わらない。デジタル化が進んでも、本当に肝心なのは仲間を作ること。頼り合える存在が、この先、ゆるぎない支えになり、絆によって強い組織ができていくからだ。ダイドードリンコのさらなるチャレンジは、「信頼と自信を育む」人材育成から始まっていた。

取材に同行した学生の感想

左から谷澤さん、山岡さん、ダイドードリンコ 渡邉さん、谷さん、太田さん

谷澤 花奈海さん(京都産業大学現代社会学部3年):ダイドードリンコさんは、新しい挑戦をする人が多かったり、アイデアが豊富な企業だと感じました。新人研修もとても楽しそうな雰囲気で、新入社員もチャレンジできる社風を感じました!

山岡 美里さん(京都産業大学現代社会学部3年):新人研修の手厚さにびっくりしました!入社してからも色々なことにチャレンジしやすそうな企業だと思いました。大学のゼミとも似た雰囲気の場面もあり、学生生活から社会人生活へのつながりがイメージできました。

谷 夏帆さん(京都産業大学現代社会学部3年):ダイドードリンコさんといえば自販機!というイメージでしたが、普通の自販機だけでなく、ユニークな自販機も誕生していることを知りました!

太田 大雅さん(京都産業大学現代社会学部4年):大企業なので、堅くて風通しがよくないイメージが漠然とありましたが、イメージが覆りました!ユニークな新人研修と、社長へのプレゼン機会など、若手にもチャレンジの機会があると知りワクワクしました!

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