18歳~30代のための働くについて考えるWebマガジン

トヨタカローラ京都株式会社

トヨタカローラ京都株式会社

「職人」という生き方 vol.3 京都自動車専門学校の整備士の卵たち

「職人」という生き方を見つけた若者の目にはなにが映るのか?自動車整備士を育てる専門学校で整備士を目指す若者に、熱い思いを聞いた。

インタビュイー

平岡 俊弥

平岡 俊弥 トヨタカローラ京都の整備士。この道20年のベテラン。

中島 徹

中島 徹 京都自動車専門学校の教員。一級自動車整備士。

奥野 憲司

奥野 憲司 京都自動車専門学校の教員。元自動車整備会社勤務。二級ガソリン自動車整備士。

有園

有園 京都自動車専門学校の2年生

大津

大津 京都自動車専門学校の2年生

柏本

柏本 京都自動車専門学校の2年生

※肩書・プロフィールは取材当時のもの


看護系大学から整備士へ転身

2年前に看護系の大学を辞めてこの学校に入りました。新型コロナの影響で大学の実習がなくなり、その間、運転免許を取得。もともと車好きでしたが、自分で運転するとますます、「車のことを知りたい!」との思いが強くなったのです。

ただ、私は文系で物理や工業数理が苦手。理解して身に付けるのに苦労しましたが、迷いはありませんでした。来春から整備士として、自分の決めた道を精進していきます。整備士も看護師も「人の命を守り、社会に貢献する」仕事。その意味ではつながっている気がします。


GS(ガソリンスタンド)のバイトで気づいた整備士は喜ばれる仕事

両親ともに車好きで小さい頃から家族でドライブに。でも直接のきっかけはガンリンスタンドでのバイトです。お客様の車を開けたときに簡単な点検をするのですが、 「ここの具合が悪いの」と言われても原因がわからない。「自分に知識があれば役に立てる!」と思い、入学しました。 とくにおもしろいのはエンジン実習です。往年の名車も触ることができて感激しました。

来春、トヨタカローラに就職します。人の雰囲気のよさが決め手です。どんな故障も笑顔できちんと直せるサービスエンジニアになりたいです。


機械好きが高じてサービス業から転職

高卒でサービス関連の会社に就職。でも「好き × 手に職」に憧れがありました。子どもの頃から機械いじりが好きで、カメラを分解して親に叱られたことも。そこで自動車整備士になろうと転職を決意。実習や指導内容が充実している京都自動車専門学校に入学したのです。

エンシン実習では歯車が回り、その回転が変わる様子にワクワクしっばなし。もちろんハイブリッドの電子制御も勉強中です。AIが進んでも車であることに変わりはありません。お客様に安全と運転の楽しさを届けられる整備士になりたいですね。


トヨタカローラ京都の整備士が京都自動車専門学校に、聞いてみた!

Q. 学生に一番人気の授業は何ですか?
A. エンジンを本格的に分解して組み立てるエンジン実習です。本校は実践スキルが身につくように少人数・実習中心のカリキュラムを組んでいます。エンジン実習の場合、クラスが4人ずつに分かれてエンジンを分解、各パーツにゆがみや異常がないかを測定し、再度組み立てます。シャシ(基本構造)や電装、電装燃料実習もあります。

Q. 京都自動車専門学校で学べるよさは何ですか?
A. 次世代に向けた車の技術を学べ、就職先にも困らない点ですね。車はいまや走るコンビュータ。ハンドルやアクセル、ブレーキまで電子制御され、ハイブリッドや自動運転もITと切り離せません。京都自動車専門学校は京都コンビュータ学院とグループ校のため、最新の自動車制御を学ぶことができます。また就職は輸入車や国産車のディーラー、メーカー、販売会社、専門工場など全国から求人があり、就職率100%。車がある限り、整備士の仕事はなくなりません。車はメンテナンス、修理が不可欠であり、社会インフラを支える仕事だからです。

Q. 実習に使う車について 教えてください。
A. いろんな車を揃えています。例えばこれはトヨタの86(ハチロク)。1983年発売のスプリンタートレノです。当時、高性能車として人気が沸騰し、漫画『頭文字(イニシャル)D』の主人公の車としても有名になりました。こういう名車を前にすると学生たちの目も輝きますね。輸入車を含めて実車に触れながら、幅広く整備を学びます。

同じカテゴリーの記事

職人という生き方 vol.6 トヨタ名古屋自動車大学校の整備士の卵たち

トヨタカローラ京都株式会社
株式会社マツヤスーパー

アルバイト先で聞いた!日々の仕事と経営はつながっている!

株式会社マツヤスーパー
株式会社特発三協製作所

特発三協製作所を訪問してわかった、日本のものづくりってすごい! ~FROM VIETNAM~

株式会社特発三協製作所
小川珈琲株式会社

小川珈琲はのめり込みたくなるほど、深さのある会社でした

小川珈琲株式会社