パッションとイノベーションの融合～vol.06～Fujitakaのインターンシップがおもしろい！その理由は「社員さんと一緒に課題解決ができるから！」

※肩書・プロフィールは取材当時のもの

「与えられた課題をこなす」のではなく、学生と社員が対等に議論して答えを探し、実際のビジネスを学んでいく。そんな手厚い姿勢で学生から人気があるのがFujitakaだ。今回は京都橘大学の授業の一環であるインターンシップを紹介しよう。

FujitakaのSDGs型ビジネスを共に考えるインターンシップ

Fujitakaはものづくり企業や商社として複合的な事業を展開するBtoB企業だ。省エネ・省力化の「券売機」や「入退場ゲートシステム」、ロボット化の「配膳ロボット」、次世代化の「店づくり」や「ドローンスクール運営」など、社会のニーズを受けて多角化経営を推進中だ。

インターンシップのテーマは「SDGs型ビジネスの提案」。SDGs型ビジネスとは持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals) を重視したビジネスのありようのこと。

「まずはSDGsについて一緒に学ぼう」と、専門家を招いて講座を開き、SDGsの取り組みを展示する「おおさかATCグリーンエコプラザ」(※大阪環境産業振興センター。企業の環境ビジネス・環境経営への取り組みを紹介する常設展示場)を見学。さらにFujitakaが設計・施工した省力化・無人店舗の直営コインランドリー「ホワイトピア上桂店」や、ロボットが配膳するレストラン「HANAむこう」を見学した。

社員と学生が一緒に考えて発見したのが、SDGsとは「エシカルな商品を使う」という狭い意味ではなく、使う人を考えて作られた製品が、結果的に街づくりや環境に寄与している点だった。それにFujitakaの事業のほとんどが合致していたこともわかり、学生たちは既存の「入退場ゲート」に注目。SDGsの先にあるのが「笑顔」と考えて、「笑顔で開くゲート」を提案した。この発表に、会社側も驚いたという。

インターンシップでともに学んできた人事担当の西野佐智子さんは話す。「自分たちにはない発想に拍手が起きました。これからも皆さんと意見交換をしながら、笑顔になれる社会を創り上げていきたいと考えています」。

インターンシップの感想

社員さんが親身になってくれるアットホームさを実感！

■京都橘大学 国際英語学部 国際英語学科２年生 山口菜々穂さん
「将来、グローバルに働きたい」と英語を専攻、商社に興味があり参加しました。社員の皆さんが親身になり、一緒に考えてくれるアットホームさに商社のイメージも一新。扱う商品や関わる人が多いほど、「スモークポイント」など環境に配慮した発想が生まれやすいとわかり、1つの事業だけより複合で展開するおもしろさに目覚めました。

学生相手でも話を真摯に聞く平等なスタンスがいい

■京都橘大学 現代ビジネス学部 経営学科２年生 小川日菜多さん
マーケティングに興味があり参加しました。社員の方が「なぜそう考えたの」「それはいい案だね」と対等に応じてくれ、上下に関係なく意見を尊重する社風を感じました。車椅子用階段昇降機の担当者がその商品に「誇り」をもち、利用者の方の生活に思いを馳せていることにも感動。私も他者に役立てる仕事に就きたいと思っています。

SDGsを日常で実践する社員さんがカッコイイ！

■京都橘大学 現代ビジネス学部 経営学科２年生 碓井航太さん
「インターンシップは商社から始めるとビジネスの流れがわかる」と先生や友人のアドバイスを受けて参加。SDGsを学んで企業の見方がガラリと変わりました。Fujitakaは事業だけでなく、会社の昼休みに電気を消すなど見えないところでも環境に配慮。「カッコイイな!」と感じました。将来はSDGsに積極的に取り組む会社で仕事をしたいと考えています。