株式会社特発三協製作所

株式会社特発三協製作所

「社員は頭脳である」と語る、ものづくりのリーディングカンパニー

業界屈指のものづくり企業、特発三協製作所。社員一人ひとりが会社の理念や価値を共有し、自ら手がけた製品の価値を問い続ける姿勢がすごい。片谷社長にその理由を聞いた。

インタビュイー

片谷 勉

片谷 勉 代表取締役社長

特発三協製作所3代目。大学卒業後、IT関連会社に3年間勤務。33歳から現職。


自動車や携帯電話、パソコンなど、さまざまな精密機器を動かすのに欠かせない「薄板ばね」という部品がある。使われる製品ごとに形や大きさが異なり、制作にはコンマ1ミリ単位の職人技が求められる。そんなものづくりのリーティングカンパニーが、兵庫県尼崎市にある特発三協製作所だ。

創業60年。「元気なモノ作り中小企業300社」「関西IT百撰」「メイドインアマガサキ・グランプリ」などに選ばれた注目の企業で、安倍首相が視察に訪れたこともある。スタイリッシュで機能的な工場で、ものづくりの実力が評価されている。国内外からやってくる研修員も後を絶たず、2017年には経済産業省の若手キャリアや、東欧、アジア、アフリカといった海外の研修員にも学びの場を提供した。

「メディアに取り上げられる機会が増えていますが、実は〝コツコツ行動〟の会社です」。こう話すのは、3代目の片谷勉社長。

製品全体の半数以上がオーダーメイドのばねづくりは、単純な作業の繰り返しではない。薄板ばねのスペシャリストとして、精密プレス加工を中心に、試作から金型製作、量産品の加工まで一貫した生産体制で、顧客によって異なるニーズに応える。そして、多様なユーザーの想いを形にするのは、まぎれもなく日々こつこつと研鑽に励む社員たちなのである。

社員の平均年齢は36歳。入社した当初、「実はボタン一つ押せば機械からばねが出てくると思っていた」と明かす社員もいる。実際には、型抜きや曲げ加工などそれぞれの工程で必要とされる技術は一朝一夕では体得できない。

職人として一人前になるには時間がかかる。でも、壁にぶつかりそうになったらすぐに周囲に相談できる環境が、ここにはある。理系・文系は問わない。工作や手を動かすことが好きな人に向く。「なにより必要なのは、前向きで真摯な姿勢」と片谷社長は言う。

「日々の仕事のなかで湧いてくる疑問にしっかり向き合い、答えを出そうと考え抜く力も大切です」。

パートを含む50人のうち17人は女性。結婚して家庭を持ちながら働く社員もいる。「将来の目標からプライベートな悩みまで何でも話せる」と、社内の人間関係に魅力を感じているスタッ フも多い。
さらに、会社の利益情報を社員にオープンにしているのも、同社の大きな特徴だ。組織の理念や価値、利益とコストの関係性などを社員一人一人が理解することで、会社だけでなく個々の成長にも発展していく。

真の実力がある企業で、真摯に自分らしく働きたい人は、ひとまず見学に訪れてほしい。

日々是カイゼン~コツコツ行動の実践

世界で知られている日本語の一つに「カイゼン」という言葉がある。製造業の生産現場で働くスタッフ自らが、作業効率の向上や安全性の確保など、知恵を出しながら作業の改善を図ること。特発三協製作所では、この「改善」が繰り返し実践されている。それぞれの業務を振り返っての反省点や課題解決のための戦略などを自ら考えて書き出す「戦略策定シート」や「改善報告書」などを通じて、日々こつこつと研鑽を積んでいる。「社員は歯車ではなく『頭脳』」と語る片谷社長。社員一人一人が会社の理念や価値を共有し、自ら手がけた製品の価値を問い続ける仕組みこそが、社員のやりがいと会社の成長の両方につながっている。

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