製造系 ニッチトップの強み社員が会社を大好き 日本ニューロン株式会社
世界一!幸せな会社を目指す日本ニューロンの挑戦 「働きやすさ」を支える仕組みとは?総務部にリサーチ!
インタビュイー
濱坂善裕
税務に詳しい
楠元 未奈美
子育てしながら働く
山本 萌香
家族を大事にする社風が好き
※肩書・プロフィールは取材当時のもの
「すごいのは技術だけではありません」
「伸縮管」ーー、それは目立つ存在ではない。しかし私たちの生活に欠かせない重要な部品で、身近な水道やガスのライフライン、石油や気体などのエネルギー、宇宙開発にいたるまで、さまざまなパイプに使用されている。日本には、オーダーメイドの伸縮管を扱う会社が約10社あり、日本ニューロンはそのトップ3に入る。
配管の安全装置「伸縮管」の設計・製造で業界トップ3を独走。顧客からの評判だけでなく、地域や社員にも感動を届ける仕掛けを生み出している。
「すごいのは技術だけではありません」。こう話すのは、入社2年目の濱坂善裕さん。税理士として税理士事務所に勤めていたことがある濱坂さんにと
って、取引先の一つだった日本ニューロンは、「評判通り群を抜く安定企業だった」。重工、プラスチック、製紙、鉄鋼などのメーカー約500社の顧客の要望に、わずか49人の社員がスピード感でこたえているのも高収益の秘訣だ。
濱坂さんは、そんな同社に魅力を感じて転職。現在、税理士としての手腕を発揮しながら、総務・経理全般をこなし、「スペシャリスト」でありながら「ジェネラリスト」を目指す。
独自の働き方改革「NEURON-WI」
高収益の背景には、新しいアイデアや技術を支える仕組みと「働きやすさ」がある。例えば、2019年から独自の働き方改革として、「NEURON-W I(WorkwayInnovation)」を推進。サーバーの整理やルールの作成、オンライン会議システムやAI 通訳機「ポケトーク」の導入など、社内の迅速な情報伝達を実現してきた。
また、同年12月からは、社員のスキルアップと対応力向上、休暇取得の促進を目的に「ジョブローテーション」を開始。現在の業務を担いながら、新たな業務に取り組み、その経過のなかで適材適所を模索・発見していく仕組みが確立されつつある。こうした改革により、部署間の連携がとりやすくなり、スピードが求められる事態にも即応できる体制が整ってきたという。
「この会社を選んでよかった」。こう話す楠元未奈美さんは、中途採用で入社し結婚を機に退職したが、2018年に復帰。現在子育てをしながら、パートタイムで働いている。「子どもが風邪をひいたときでも家族優先の働き方を快く認めてくれる環境はありがたい。仕事もやりがいがある」。
入社2年目の山本萌香さんは「日本ニューロンに入ってから結婚願望が湧いてきた」という。家族との時間を大切にしながら、仕事もしっかりする、生き生きした人生を送る先輩が多いからだ。
時短勤務や残業削減、改善提案を通じた作業の効率化・コストダウン、そして頑張った分だけ社員に還元される「ワンチームボーナス」の仕組みなど、改革の積み重ねが社員の「働きやすさ」につながる。そして、会社の成長と一人ひとりの幸せに直結する。
どんな社風か、という視点で会社を選ぶのも悪くない。オンリーワンのものづくりに憧れる人や、安定した生活を求める人にオススメの優良企業だ。