製造系 ニッチトップの強みアイデアが光る仕事 ダイナミックツール株式会社
輸入商社×メーカーとしてものづくりを支えるのがダイナミックツール株式会社だ!
インタビュイー
大田 梨沙 ダイナミックツール株式会社 代表取締役社長
村田 亮 ダイナミックツール株式会社 本社営業部 主任
2018年入社
人見 宜之 ダイナミックツール株式会社 営業技術部 係長
2016年入社
浦井 章平 ダイナミックツール株式会社 貿易部
2019年入社
中尾 鈴佳 ダイナミックツール株式会社 経理部/人事総務部
2015年入社
※肩書・プロフィールは取材当時のもの
自動車部品や精密機械を高精度に加工するアイテムを扱う
EVを含む車やコンピュータ関連部品、エアコンにはさまざまな部品が使われている。部品には性能の特性を最大限に活かす「主要部品」が存在する。その主要部品を製造するためには、ダイナミックツールが扱う、高い精度をもつ「高精度加工アイテム」が必要とされる。
輸入商社×自社製造の両輪であらゆるニーズに応える
「もともとダイナミックツールは、アメリカから輸入した、高精度加工用『エアチャック』の販売からスタートしました」。そう話すのは、大田梨沙社長。現在もスイス、イギリス、ドイツ他各国から機器を仕入れ、日本国内のほぼすべての加工機械メーカーが取り引き先。「高精度加工アイテム」という狭い分野でのニッチトップを誇る。
しかし、「お客様から『こんなものが欲しい』と頼まれても、世の中にそれが存在していなければ仕入れられない。だったら作ろう、ということになったんです」。メーカー分野も担うことになった経緯を大田社長は話す。その結果、商社とメーカーとして、「高精度加工アイテム」ではあらゆる技術を持ち合わせることが、同社の強みとなった。なお、環境改善の観点からもダイナミックツールの技術は注目を集める。
「当社は、他社で実現できない難しい案件も手がけます。工作機械メーカーと現場が協力、難題を解決します」。顧客からヒアリングをして、設計から調達、品質検査、設置までを自社で行う。
現在、売上の半分が自社製品になった。「今は国内が主ですが、今後はアジアをはじめアメリカや欧州への輸出を増やしたい。営業を担う人材が欲しいです」と、展望を語る。貿易部では英語や中国語を使い、現地出張もある。
「没頭で会話なし」もOK。自分の軸を掘り下げる!
ダイナミックツールの仕事が向いているのは「自分の軸を掘り下げて」働きたい人だ。貿易部門なら「語学力を活かしたい人」、開発や設計といった技術職なら「イチからのモノづくりに携わりたい人」と若手4人はうなずく。
技術職の人見宜之さんは「設計に集中する日があっても『愛想が悪い』と怒られることもない。作業に没頭できる環境です」と話す。しっかりと仕事とプライベートは分けたい。そんな人には快適な職場環境だ。
ダイナミックツールのニッチトップ技術がスゴい!
オリジナル製品のうち主力アイテムは、手のひら=パームで扱うように優しくモノをつかむ「パームチャック」。つかむ・加工する・離すという部品製造で不可欠な金属加工用の機械部品だ。手指を再現したかのような、やわらかなタッチが強み。1 マイクロメートル単位の高い精度を誇る。
若手4人が語る! 「働き方」は自分本位でいい
子どもの成長を見守りたかったので転勤のないダイナミックツールに転職しました。国内の工作機械メーカーのニーズに応えた製品を提案しています。私は、本当に良いものをお客様企業におすすめしたい。当社は価格ではなく「商品力」に強みがあるのがいい。自信を持っていい商品を紹介できるのはやりがいです。
大学で機械工学を専攻。別の業界で一度就職したものの、ものづくりが諦めきれず、未経験者OKの当社を選びました。打ち合わせ、設計、設備の立ち上げと、オーダーから納品まですべての過程に関わるので、満足度は高いです。自分で考えて手を動かしたいという人に向いている会社です。
高校、大学と外国語学部で英語を勉強してきました。現在は海外メーカーからの輸入業務に携わっています。問い合わせ、見積もり依頼、発注、輸入便の手配など、すべてが英語。海外の視察団を京都や奈良の観光地に案内することもあり、英語を書くだけではなく話せるのもうれしいですね。
私は、海外輸出入に関わる出入金、海外部門の試算表作成といった経理業務のほか、備品の発注、社用車の管理などで会社を支える「縁の下の力持ち」。社員のみなさんをサポートしています。複数分野にまたがる業務を担当しているため、日々の仕事でさまざまな刺激を受けます。
コラム
point! 若手が活躍!
会社の魅力を伝えるべく、YouTube動画などで情報を発信するのがダイナミックツールの「YouTu部」。若手の発案で始まった。製品の使い方をレクチャーする動画に、問い合わせも増加中だ。