インタビュイー
田中元気 営業部
2020年中途入社。京都産業大学経営学部卒
青木楓 技術部
2021年新卒入社。立命館大学生命科学部卒。
※肩書・プロフィールは取材当時のもの
サウンドロゴとは、社名や商品名などを印象的にアピールするためのメロディや短い歌。テレビやラジオ、インターネットなどを通じて聴覚に訴え、消費者の記憶に残りやすいという特徴がある。
ハーゲンダッツやダノン、ヤクルトなど誰もが知るグローバル食品メーカーからの依頼が集まるBtoB容器メーカー。1957年の創業以来、独自技術を武器に、求められるニーズに即した容器の企画開発を手がけ、業界シェアトップクラスを誇る。
そんな同社が、2022年2月、社名を「サンプラスチックス」から「サンシード」に改めた。背景には、世界的な「脱プラスチック」の流れがある。長年、安全で高品質かつリデュース(発生抑制)を考慮した製品づくりを続けてきた同社にも、大きな変革の波が訪れていた。企業コンセプト「ものづくりの未来を創る」を掲げるサンシードは今、次々に新しい挑戦を始めている。
その一つに、創業以来初の「サウンドロゴ」の制作がある。会社のイメージを音楽にする経験は、社内の誰もが初めてだったが、営業課や技術部、品質管理課といった全部署から代表が集まり、社をあげて歌詞づくりに挑んだ。 白熱した議論の結果は、サウンドロゴクリエーターの原田博行さんに託した。
「歌詞を考える過程で各部署のプライドや思い入れを感じた。あらためて自社の特性を見直すきっかけになった」と話すのは、2020年に中途入社した営業部の田中元気さん。
また、入社2年目で技術部の青木楓さんは「会社のことを言葉で表すのはとても難しいと感じ、少し不安もあった。でも、私のような入社してすぐの社員も歌づくりに参加でき、他部署の方々との議論に加われておもしろかった」と振り返る。
未来に向かって明るく進む会社サンシード。新社名の「ceed(シード)」に込めた思いは、まさに「前進」や「succeed(成功)」だ。社員一人一人のこだわりが詰まったサウンドロゴは、この春に公開され、ラジオのほか、YouTubeでも聴くことができる。