サンプラスチックス株式会社

サンプラスチックス株式会社

「100年続く」を目指すサンプラスチックスのものづくりがすごい!

ハーゲンダッツアイスクリーム、ヤクルトジョア、明治コーンソフトマーガリンなど、誰もが知る食品の容器を製造しているサンプラスチックス株式会社。業界トップレベルのシェアを誇る、急成長中のBtoB企業だ。

インタビュイー

森田 誠

森田 誠 技術部 技術課

1983年、高知県生まれ。愛媛県新居浜工業高等専門学校を経て奈良先端科学技術大学院大学で博士号を取得。のち三重大学へ。専門は半導体。「目的が理にかなっていると働きがいがある。当社は機械メーカーではないのに、製造手段として機械を開発している」。趣味はガンプラ。ガンダムのパーツを組み合わせて自由にプラモを作っている。


世界的食品メーカーから厚い信頼を得ている理由は、「自社の機械を自社で開発している」から。「スマートファクトリー」をコンセプトに、高い品質力と生産性アップに極限まで挑戦。機械やロボット、システムを自社で手がけ、「100年続く企業」を目指す。

「最終製品は、食品容器。しかし、私たちが注力しているのは容器を成形する機械と、検査機器の開発を通じた省人化で働き方を改革することです。質の高い製品現場となることを目的としています」と、技術部技術課の森田誠さんは話す。

オンリーワンのものづくり力

技術の追求は目覚ましい。たとえば、ページ上のヨーグルトの容器。この容器は単一素材でリサイクルしやすく、重量は30%OFF、コストは20%OFFだ。小さな容器には追求された技術が詰まっている。

サンプラスチックス独自開発「Roll to IML」手法

樹脂原料とラベルを同時に金型に入れ、成形とラベル装着を同時に行う工法(IML)では、一般的に、カット済みのラベル束から一枚ずつ取ってカップに巻きつけていく。サンプラスチックスでは『Roll to IML』という、国内ではここのみという独自システムを採用。ラベルをカット前のロール状態から、レーザーでその場でカットする。

容器のラベルフィルムは薄く軽いものが求められる。しかし薄いラベルフィルムほど、くっつきやすく、機械が束から1枚ずつはがしにくいのが難点。サンプラスチックスでは他社の多層フィルムより3分の1も薄い、20マイクロメートルの単層フィルムを採用。独自システム『Roll to IML』があるからこそ実現できた。

製造工程を集約することで、製造の時間もコストも大幅に削減。多くの企業からオーダーが殺到しているのは、サンプラスチックスにしかできないものづくりがあるからだ。将来的には、外注しているラベルの印刷工程も集約し、印刷しながらカットできるシステムの導入を目指しており、日々開発を進めている。

独自の分析技術で不良率を下げる

サンプラスチックスでは、1日で約200万個もの容器を製造する。工程では、ラベルがきれいに巻かれていないなどの不良品の発生はつきものだが、「不良品は、すぐに対処」のスピード感で、驚きの生産量を実現した。

不良品の発見は、市販のカメラやロボットを組み合わせたオリジナル機械と、、自社開発のソフトで行う。どんな不良があったのかをピンポイントで突き止め、その原因を自動分析するシステムも自社で開発した。さらに、容器を製造する機械のデータの蓄積・分析から、機械による自動修正の実現に向けて、機能拡張を順次進めている。

「使える市販品はどんどん使う。それらを組み合わせ、いかにパフォーマンスを高めるかが、技術者の腕の見せどころ」と、桃井社長。学生時代の専門分野は不問。おもしろそうと感じたら、ぜひ問い合わせしてほしい。

印刷面に付けられた、2つの黒い点。これは、ラベルの貼り付け不良を見つけるための工夫だ。2つの点が平行でないものは、ラベルがゆがんでいるということ。自社製・カメラ付きの検査機器で不良要因を自動分析している。

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