サンプラスチックス株式会社

サンプラスチックス株式会社

若き経営者が聞いてみた【サンプラスチックス株式会社の強みを探る】

オンリーワンの技術で世界トップメーカーと取引、快進撃を続ける食品メーカー、サンプラスチックス株式会社。顧客はハーゲンダッツやダノン、ヤクルト他、世界的食品メーカー。コストと品質基準、クライアントの要求に応えるハイレベルな技術で高い評価を得ている。今号は、その強みを若き起業家が探ります!

インタビュアー

若尾和紀

若尾和紀さん 起業家

1994年生まれ。リップル・イングリッシュ代表。2016年、大阪大学経済学部在学中に企業。大阪大学構内で学生向けに、文明論や歴史書を教材に英語教育「REALプログラム」を行なっている。

インタビュイー

桃井秀幸

桃井秀幸さん 代表取締役社長

1959年大阪生まれ。大阪工業大学工学部卒業。32歳で同社に転職、40歳で義父に継ぐ2代目に。積極的な経営で、町工場から研究開発型企業へと転換。「たかだか10~20年のスパンで事業を捉えるのではなく、ものづくりの楽しさやおもしろさを、次の世代へバトンタッチする。そんな創造的な会社にしたいのです」。


本気で100年続くために「自分ごと」にする仕組み作り

若尾:御社は「100年続く企業」を掲げていらっしゃいますね。

桃井:22歳から65歳まで43年働いてもらうことを考えると「40年続く」では足りない。100年続く環境を整えるのが、経営者である私の仕事です。

若尾:最近は転職が当たり前。ずっと働き続けられる会社でありたいと考える企業は珍しいですね。とはいえ、安定志向の学生は多いものです。しかしよく考えると、安定って、わかるようでわからない概念ですよね。

桃井:安定に対する私の考えは、10年先も安定している、ではダメです。その時々の社会情勢の変化に対応し続けられるかを見ないと。会社の目的は主に2つです。ひとつは「社員の安定した生活」。幸せな人生のベースとなるのは、収入の満足だからです。もうひとつは「会社の永続」。現状維持ではなく、次の時代に向けて新しい仕組みを考える。もし私が倒れても、会社が回るよう、社員に権限を渡しています。ちなみに取締役4人のうち、2人は32歳です。

若尾:若手社員が活躍されているのですね。私も、教育システム構築の一部を学生やインターン生に渡そうとしていますが、なかなか難しいです。

桃井:社員ひとりひとりが会社を自分ごとと考えると、会社が永続する可能性は高まります。キャリアプランの最終ゴールは社長でしょう。当社の採用活動では「社長になれる道を用意している」と話しています。会社見学では、社長の椅子に座ってもらっています。

若尾:上場企業に就職した阪大卒業生から「自分の仕事が、何の役に立っているのかわからない」という声も聞きます。社長への道が本当にあることが、仕事のやりがいに通じているのですね。

脱プラスチックも怖くない!食品を売るための手法を提供

若尾:ところで近年、脱・プラスチックの運動が起こっています。「サンプラスチックス」という社名でおられますが、どうお考えですか?

桃井:プラスチックの語源は「形が変えられるもの」という説があります。食品を安全に、衛生的に運べるのであれば、プラスチックにはこだわりません。私たちは、食品を売るための手法を提供する企業です。すぐにバイオ素材での容器加工に取りかかれる準備は進めていますよ。

若尾:学生から、これから伸びる会社選びの判断基準を知りたいという声も聞きます。どのような点に目を向ければわかるのでしょうか。

桃井:私なら研究開発に力を入れているかどうかを見ます。資金、人材、年数すべてが必要なので、研究開発は簡単にできるものではありません。ですから、健全に成長しているかどうかをはかる指針になる。当社は、研究開発や設備投資に億単位のお金をかけています。投資によって他社との差別化もできます。

若尾:なるほど、それがサンプラスチックスさんの強みですね。

桃井:当社はそもそも東大阪の小さな町工場でしたが、精華町に移転した8年前からベンチャー気質に転換しました。8年で社員は約1.4倍、売り上げは約2倍になりました。成長中の中小企業は面白いですよ。

若尾:私が創る教育システムの根本には、未来が想像しにくい時代ですが、学生たちには社会の未来図を描き、21世紀を生きる知力を身につけてほしいという想いがあります。桃井社長が考える人の育て方と親和性を感じました。会社選びのための新しい価値観にも共感しました。

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