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トヨタカローラ京都株式会社

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「目先の成果を求めない」1年目の今は、車を売る以外にやるべきことを学ぶ~シリーズ羽ばたけ新人vol.2~

この春トヨタカローラ京都に入社した新卒社員は、3ヶ月間の新人研修を経て各店舗で実地見習い中。まさに彼らが羽ばたく現場を訪ねた。今回は、トヨタカローラ京都の「育てる力」に魅かれた中村さんにお話を伺った。

インタビュイー

中村亮太

中村亮太 トヨタカローラ京都山科店

2020年春に大谷大学文学部人文情報学科を卒業。小学校から大学までバレーボールひと筋。いまも時々大学のクラブに顔を出すほか、スノーボードも趣味。愛車はRAV4、「ゆったり乗れてカッコイイ」のがお気に入り。休日は毎週ドライブへ。

※肩書・プロフィールは取材当時のもの


「自分が乗りたい車を売っていきたい」

雨の中、出迎えてくれたのは、トヨタカローラ京都山科店の中村亮太さん。今春、大谷大学文学部人文情報学科を卒業した中村さんは車が苦手だった。ただ、大学のサークル活動(バレーボール)で車が必要になり、親の援助を受け中古車を購入。ところが乗ってみたら、行動範囲も世界も想像以上に広がる車の楽しさに気づき、のめり込んだ。

高校の恩師の「自分がやりたい仕事ができれば一生幸せだよ」の言葉を胸に、就職活動は「車の営業」一本に。3社から内定を得たが、「説明会の担当者の親身な対応」が心に残り、給与体系を含めて説明がオープンで、将来性のあるトヨタカローラ京都に。トヨタ車が好きだったのも決め手だった。

7月から店舗配属され、社会人第一歩を踏み出した中村さん。ところがいきなり「どん底」に見舞われる。

スランプを乗り越えた「売らなくていいんだよ」

敬語が使えない、電話が早口になる、よかれと思ってしたことが裏目に出る。しかも同期が車を何台も売り始める。焦った。そんなとき、上司が「大丈夫か?」と声をかけてくれ、言われたのが「焦るな、1年目の今は売らなくていいんだよ」の言葉だった。

トヨタカローラ京都の場合、入社1年目は車を売らなくていいのだ。研修フォローも3年続く。世の中が「目先の成果」を求める風潮の中、なぜそんなに手間をかけるのだろうか。

「お客様に喜ばれ、信頼関係を築ける一人前の営業スタッフになってほしいからです」と、トヨタカローラ京都・総務課長の松宮徹さんは理由をこう話す。

「使い捨て」とは対極の「お客さまにも働く人にもやさしい」がトヨタカローラ京都の企業理念。この考え方にブレはない。中村さんは実感する。

「器用ではない自分にとって、お給料をいただきながら学べるのはありがたいです」。

失敗の理由や背景、その先を示唆してくれる先輩、フォローを惜しまない先輩らに囲まれて、今は笑顔の毎日だ。トヨタカローラ京都は営業方法に決まりはなく、自分らしい接客ができるのも特長だ。

車は人の暮らしを豊かにするもの。そのためには「どんな人のために設計された車なのか」を学ぶ必要がある。

中村さんは数あるトヨタ車の中から相手にピッタリの車を提案する営業を目指す。「お客さまに『他社と比べて、しっかり説明してくれる』と褒められたのは励みになった」と中村さん。

ベビーカーを載せたいがオシャレも追求したいファミリー客、「人生最後の車を謳歌したい」高齢のご夫婦など、お客さまの人生に寄り添う仕事は深く、おもしろい。

「人間を理解しないといけないから、この仕事はAIには絶対に取って替われないでしょうね。人とつながり、相手の想像以上に目を配る。それが営業スタッフの使命です」。

そう話す中村さんの夢は「カーライフアドバイザー」として、皆に親しまれる存在になること。
「自分のしたい仕事」を手に、未来がまっすぐ続いている。

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